私は20代前半という早い段階から、頭の一番お高い場所から薄毛になりはじめました。家族では父がしっかりとしたハゲだったので覚悟はしていました。
しかし。なぜ。20代前半という早いスタートきってしまったのか。
これからいろんな事を経験し、人生を謳歌しようと思っていたのに。
早い。早すぎるよ。
当時の私は、後ろに人が立っていることがストレス&ストレスでした。なぜかはおっさしの通り、てっぺんを見られたくないからです。なので、基本的に帽子を被ってのおでかけでした。帽子という文明に、私は感謝してもしきれないです。
夏の暑い日も帽子、冬の寒いも帽子、風の強い日も帽子、雨が降ろうと雷が鳴ろうと帽子。帽子のおかげで人生が楽になったのは言うまでもありません。
基本的に私はおハゲの事を誰にも言わず、あくまではげていないというスタンスでした。なので友人や、その当時お付き合いされていた女性にも言っていませんでした。
隠し通す。同時は、これで行くしかない!と思っていました。
しかし、進行系男子の進行は止まることを知りませんでした。
むしろ中々の速度をだして、私の毛穴にさよならを告げていきました。しかも一人で行くならまだしも、何人もの仲間を連れて去っていくのです。
隠し通すにも隠せないほど、頭のてっぺんが肌色になっていきました。
いよいよ何か案を出さなければ、私は産毛の生えた卵になってしまいます。
それだけは避けなければいけません。
そんなときに友人から急にメールがきました。
「インスタの見たけど髪きてる?相談のるよ?」
私は思いました。(どこでばれた。インスタに自分の頭皮をupした覚えなどない。そんなことをするわけがない。)
思い当たる友人のインスタを見にいきました。するとなんということでしょう。友人のインスタに、私のおってぺんがはっきりくっきりupしてあるじゃないですか。恐る恐るコメント欄を見てみると。友人間で「はげてる!」「はげてたのか!」で大盛り上がり。中には「やっぱり。」というコメントも。
私は頭皮が真っ白になりました。
いままでの努力は水の泡になりました。
しかしその泡の中に一筋の光が見えたのです。
ヘアージュを購入
友人から怪しい薬を紹介されたのです。私は怪しいと思いながらもそれを光だと思い、受け入れることにしました。
なぜ受け入れられたかというと、その友人は私よりおハゲのはずだったからです。なのに目の前にいる友人は、神の毛をもつ漢になっていたからです。
当時の私は、心も頭皮も乱れていたので。
なんでもいいや。と思い友人の話に乗っかり育毛剤(飲み薬)を飲み始めました。
するとなんということでしょう。
最初の抜け毛は半端なかったですが、友人の「最初は抜けるから!、飲み続けることに意味がある!」の言葉を信じて飲み続けたら、みるみるお元気な髪の毛が生えてきたのです。
怪しいと思っていた薬は正しく飲めばしっかりと効果を発揮しました。
もちろん友人にも色々聞いて飲み方を教えてもらいました。
今では次はどんな髪型にしようかと考えるのが私の生きがいになりました。
髪の毛ぐらいと思いますが、あるとないとでは雲泥の差です。
生やせる技術があるのだから、試してみた方が絶対にいいです。
人生が変わります。後ろに人が来てもなのも怖がらなくて大丈夫です。